診療のご案内

慢性頭痛外来

日本人の3割から4割の方は「頭痛持ち」

日本人の3割から4割の方は「頭痛持ち」だと言われています。
多くの方は長年の経験を通して頭痛とうまく付き合っていることでしょう。
慢性頭痛は生命の危険性の少ない良性の頭痛です。
しかし、慢性頭痛のために日常生活に支障が出たり、不自由を感じている方も決して少なくはないでしょう。こうなると病気として治療の対象になります。

費用は、頭痛の診察のみのときは、初診で保険3割負担で1000円程度です。検査代、薬代は別途かかります。
クリニック近くの連携検査機関で当日のMRI、CT検査も可能です。

慢性頭痛には次の3つのタイプが知られています

1. 片頭痛
  • 20代から40代の女性に多い頭痛です
  • 月に数回発作的に出現し、頭痛がないときはすっきりしている
  • ズッキンズッキンと脈打つような頭痛でつらくて寝込んでしまうことがある
  • 痛みは片側だけとは限らず、両側のこともある
  • 日常生活の動作でも頭痛はひどくなる
  • 頭痛時に光をまぶしく感じたり、音が響いたりすることがある
  • 吐き気や嘔吐も伴う
  • 前兆として頭痛の前にきらきら光るジグザグの線が見えて視野が狭くなる 、手足が麻痺したように感じることがある
2. 緊張型頭痛
  • 慢性頭痛の8割と最も多い頭痛
  • 持続時間は30分から7日間と持続性
  • 中高年に多く、両側性で頭全体、後頭部の痛み
  • 痛みは脈打つような頭痛ではなく頭重感、圧迫感、締め付けられる感じ
  • 日常的な動作で悪化しない
  • 吐き気や嘔吐はない
3. 群発頭痛
  • 数は少ないが、片頭痛よりも痛む頭痛
  • 若い男性に多く、必ず片側だけが痛む
  • 毎日のように頭痛の発作が起きる期間がある(群発期)
  • 群発期には繰り返し頭痛が出現する
  • 片側の眼、眼の奥、こめかみ辺りがえぐられるような耐えがたい痛み
  • 発作時には涙、目の充血、鼻水、鼻づまりなどの症状も伴う
  • 1回の痛みは15分から3時間続く
  • 寝ていても夜中に痛くて目が覚めてしまうほど

片頭痛には数年前から特効薬のトリプタン系の薬が使用できるようになり、薬の数も今では5種類に増えています。
片頭痛の方はこの薬を上手に用いることにより、日常生活の改善が得られています。
ただし、残念ながら理由は分かっていませんが、一部の方には効果がありません。
また、この薬は片頭痛にしか効果がありません。ほかのタイプの頭痛には他の治療を行います。剤形には、錠剤・点鼻薬がありますが、群発頭痛や痛みの激しい片頭痛には注射薬もあります。当院では注射薬の処方も可能です。正しい診断を受けることがまず最も大切なことです。

気を付けなければならないこと

薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛というものがあります。
これは頭痛に対して頻繁に「痛み止め」を服用しているうちに痛みの域値が下がり(却って痛みを感じやすくなってしまうことです)、ますます「痛み止め」を服用しなければならなくなり、さらに頭痛がひどくなるという悪循環に陥ってしまった頭痛です。この悪循環を断ち切るにはすべての「痛み止め」を止めるしかありません。
2か月我慢すれば回復できるでしょう。

突然の激しい頭痛・どんどんひどくなる頭痛

突然の激しい頭痛・どんどんひどくなる頭痛は、生命に危険の及ぶ頭痛であるかもしれませんので、脳外科をまず受診してください。

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